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宗陶苑
■ 「ふくきたろう」のお話
それは2000年1月1日の事でした。
陽も暮れかけた夕方、大小数え切れぬ程たくさんの焼き物が並ぶ宗陶苑の中庭に、まるまるとした若いオスのたぬきが一匹、体に似合わず機敏な動きであらわれました。
少し走っては丸い目で回りの様子を伺うという、愛くるしい仕草でありました。

そんな様子を、裏山から眺めていた者がいます。
きれいに鼻筋の通った丸顔に、ほんのり赤く頬を染めた、とても別嬪で理知的なふくろうでした。
ふくろうは、たぬきに一目ぼれをしてしまいました。
たぬきとふくろうは、夜になるのを待って山から一気に駆け降り、積まれた焼き物の隙間をぬうようにデートをし、いつのまにか奥の草むらに消えていきました。

そんな日が続き、たぬきは「ぬう太」、ふくろうは「さっちゃん」と呼ばれ、皆から暖かい目で眺められました。やがて、ぬう太とさっちゃんは結婚しました。
ふくきたろう
さて、二月の末には宗陶苑の登り窯に火が入り、七日七晩窯焚きが続けられ、窯焚きに神経を使い、疲れた職人たちは三日間身体を癒します。
その間に窯の熱気もゆるくなり、すでに三月を迎えました。
そして窯出しが始まり・・・、なんと、思いもかけぬ、今まで見たこともない可愛い動物のオスとメスが、窯から生まれてきたのです。
まゆ毛のしっかりしたものや笠をかぶったもの、リボンをつけたものも居ました。
羽のあるものは羽ばたいています。
みんな目がクリクリとして、手の中に包み込んでしまいたい程、表情豊かです。
ふくきたろう そう、たぬきとふくろうのハーフなのでした。

彼らは、幸せを運んできてくれる縁起をたくさん詰め込んでいるところから「ふくきたろう」と名づけられました。
「ふくろう」と「たぬき」、両方の文字を足して並べ替えてみると「ふくきたろう」になります。

ぬの字 あれっ?「ぬ」がないぞ。
おっと「ぬ」はこんな形をして身体のにくっついているではないか。

・・・2000年最初に焚かれた窯は「幸の窯」と名付けられたそうな。


-- 民話「ふくきたろう」 宗陶苑刊より --
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